Como Sense

常識(Common Sense)から何かが欠落した、そんなブログ。

ミルクボーイでミルクボーイ。

「どーもー。ども、ミルクボーイですー。お願いしまーす。あーありがとうございますー、ね。いま、アクセス数をいただきましたけどもね。ありがとうございますー。こんなんなんぼあってもいいですからね。」

「一番いいですからね。」

「ありがたいですよホントにね。言うとりますけどもね。」

「いきなりですけどね。うちのオカンが好きな芸人がおるらしいんやけど、その名前をちょっと忘れたらしくてね。」

「芸人の名前忘れてもうて。どうなってんねんそれ。」

「いろいろ聞くんやけどな、全然分からへんねんな。」

「分からへんの?ほな俺がね、オカンの好きな芸人、一緒に考えてあげるから、どんな特徴を言うてたか教えてみてよー。」

M-1グランプリ2019で優勝した、肯定と否定を繰り返す漫才をするコンビやって言うねんな。」

「ほぉー...ミルクボーイやないかい。その特徴はもう完全にミルクボーイやがな。すぐ分かったやんこんなんもう。」

「ちょっと分からへんのよな。」

「何が分からへんのよ。」

「俺もミルクボーイや思てんけどな。」

「そうやろ。」

「オカンが言うには、M-1の決勝に出る前から人気があったって言うねんな。」

「ほぉー...ほなミルクボーイと違うかぁ。ミルクボーイはね、M-1がその年のテレビ初漫才なんやから、一般人がミルクボーイを知る術なんてないのよ。そんな無名にもかかわらず、もはや満点から引き算で数えた方が早いくらいのM-1史上最高得点をたたき出して、知名度のあるコンビを抑えて優勝したのが感動的やったやんか。ミルクボーイちゃうがな。ほなもうちょっと詳しく教えてくれるぅ?ンー」

「ちょっとだけネットで検索しづらいらしい。」

「ミルクボーイやないかい。ミルクボーイって検索すると、その芸人のほかに原宿系ファッションブランドと九州北部の牛乳宅配会社がヒットすんねん。完全に余談やけど、このブログの著者がそのミルクボーイって書いてある宅配会社の車を見るとニヤけてしまうらしいねんな。ミルクボーイやそんなもんは。」

「分からへんねんでも。」

「何が分からへんのコレで。」

「俺もミルクボーイやと思てんけどな。オカンが言うには、その芸人の漫才は一度聴いたら飽きる言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。ミルクボーイと言えば、あるあると偏見のワードセンスもそうやけど、声質とか間の取り方とかがちょうどよくて、聞き心地が良いから何度でも聞いてられんねん。これは何年もずっと同じフォーマットで続けてきたからこそ得られた賜物やねん。ほんで最近ミルクボーイの公式チャンネルが睡眠導入漫才動画をあげてんねん。これがおっさん二人が修学旅行の夜みたいなノリでしゃべってんねんけど、ずっと聞いてられんねんな。ミルクボーイってそういうもんやから。アレ?ほなもうちょっと何か言うてなかったかぁ?ンー」

www.youtube.com

「国民的アニメで例えたらドラえもんやって言うねん。」

「ミルクボーイやないかい。駒場の胸ポケットには最前列の客からもらったものは何でも入んねんから。入れる専用やけどあれはもはや四次元ポケットやねん。内海の体型とか駒場の服の色とかも含めたらもうあのコンビは漫才界のドラえもんやから。ミルクボーイやそんなもんは。」

「分からへんねんでも。」

「何が分からへんのコレで。」

「俺もミルクボーイや思てんけどな。オカンが言うには、見た目がシュッとしてて主に若い女性に人気やって言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。ミルクボーイの見た目はね、色黒マッチョAV男優と色白ぽっちゃり汁男優のコンビなんやから若い女性に人気なわけがないねん。ほんでそういう目で見ると”ミルクボーイ”ってコンビ名が不思議と意味深な感じしてくんねん。若い女性がそんなコンビ好きや言うてたらひくやろ。本人たちも良さが分かるのは35歳からやって自覚あんねんから。ミルクボーイちゃうがな。ほなもうちょっと何か言うてなかったかぁ?ンー」

www.youtube.com

www.youtube.com

「一部にヤバいファンがいる言うねん。」

「ミルクボーイやないかい。そもそも漫才中に差し入れするファンがいるのがヤバいし、立派な鮭とか屋形船とかテトラポッドとか差し入れの範疇を超えたデカいやつ渡すときあんねんから。ほんで、内海のホームページにメッセージ送るファンの中に、『金玉の塩加減』『アナル舐め舐め』『女性器丸見えチャンス』『アナルビーズ詰まった』っていうヤバいハンドルネームのやつがおんねん。ミルクボーイやそんなもんは。」

milkboy.crayonsite.net

「分からへんねんでも。」

「何が分からへんのコレで。」

「俺もミルクボーイやと思てんけどな。オカンが言うには、キャラ作りのために見た目にこだわっているって言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。別に二人ともキャラで筋肉と角刈りにしてるわけじゃないねん。駒場は単に鍛えているやつがたまたまお笑い芸人になったってだけで、筋肉見せてくださいとか振られても『いや、いいです』って断んねん。ほんで内海はこれからだんだん老けていくのがイヤで、先に老けておこうという思いから角刈りにしてるだけやねん。ちなみにやけどな、内海の通ってる散髪屋のご主人と駒場の通ってるジムの会長は親子やねんな。アレ?ほなもうちょっと何か言うてなかったかぁ?ンー」

「ツッコミの方が、野生爆弾くっきーが描くアジアン馬場園の似顔絵にそっくりって言うねん。」

「ミルクボーイやないかい。くっきーが描くその似顔絵は角刈りでぽっちゃりやし、内海自身も元々はかわいらしい顔してるからなんとなく似てんねん。もうミルクボーイに決まり!そんなん。」

www.youtube.com

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「分からへんねん。」

「分からへんことない。オカンの好きな芸人はミルクボーイ!」

「でもオカンが言うには、ミルクボーイではないて言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。オカンがミルクボーイではないて言うんやから。ミルクボーイちゃうがな。先言えよ。俺がYoutubeの動画貼ってるときどう思てたん。」

「申し訳ないよだから。」

「とは言え、オカンなんやからせめて息子のコンビは好きであってほしいけどな。ホンマに分からへんがな。どうなってんねん。」

「でもオトンが言うにはな、」

「オトン?」

オリエンタルラジオちゃうか言うねん。」

「いや、オリラジはネットで検索しやすいやろ。もうええわ。ありがとうございましたー。」

マスターベーションマスター。

 

【注意】タイトルからなんとなく察しが付くかと思いますが、一部不適切な表現があります。人によっては不快感もしくは快感を与える内容かもしれませんが、どちらにせよ責任はとれません。ご了承ください。

 

 

 

 

やっぱりこう、ブログを書くにあたって言葉の選択には気を付けなければならないと常々思っているんですよ。ちょっとしたニュアンスの違いで受け取り手の感じ方は大きく変わってくるわけです。

 

例えば、「オナニーをする」という内容を表す言葉は多々ありますが、それぞれの言葉の持つイメージというのは違います。どれくらい違うかと言うと、「おさんぽ」と「おちんぽ」くらい違います。まぁどっちもブラブラするんですけどね<80点>。

 

シコる

シコシコと棒を擦る音から来ており、動作に焦点を当てています。心が通っておらず、限りなく無に近い状態と言えるでしょう。この言葉には片手間感や惰性感、要するに文字通り”手抜き”のイメージが強く、個人的にあまり好きではありません。「あ~シコるか~」はあっても、「よっしゃシコるぞ!」はないと思います。 

 

抜く

この言葉のゴールは、デトックス、つまり毒素を「排出する」ことにあります。それは、体から体液を出すだけでなく、心から性欲を発散させることも含んでいます。しかし、やはり「出しちゃえばそれでOK」というそっけなさがあります。「抜」という漢字がオ+ナ+ヌで構成されていると知ったときは感心しました。ちなみに「件」という漢字が某アントニオで構成されているということに気づいてから、この漢字を見る度に元気かどうか尋ねられる気がする呪いにかかってしまったので、この文章を読んでいるあなたにもその呪いをかけておきますね。

 

オナる

ずるいかもしれませんが、そもそも「オナニーをする」を略しただけなので、意味をそのまま受け継いでいるのはこの言葉だけです。オナニーというものに真剣に向き合い、ちゃんとえっちな気分になる、心の通った、体温を感じられる言葉だと思います。また、「オナる」という言葉の響きには、ローションがかかったようなネットリ感があり、そのいやらしさが気分を高めてくれます。とりわけ、この言葉が他の二つと違うのは、男女ともに使える言葉だということ。「シコる」は棒を扱く音、「抜く」は射精のイメージがあるため、男性特有の言葉です。さらに言えば、男性でも棒以外を刺激するなど、オナニーのやり方は人それぞれです。そういった多様性を認めている言葉でもあるのです。そういえば、女性版のそういう言葉というのはあまり聞いたことがありません。「潤す」とか「満たす」って言葉が、心も体も豊かにするような感じでオシャレだと思ったので提案しておきます。どちらの漢字も音読みがソレっぽいのが趣があります。

 

 

 「えっちな」と「エロい」、「おっぱい」と「乳房」などの形容詞や名詞にもなんとなく違いがありますよね。

「えっちな」「おっぱい」には、滑稽さやかわいらしさ、親しみやすさがあり、フォントで例えるならHG創英角ポップ体です。「エロい」「乳房」には、いやらしさや生々しさがあり、フォントで例えるなら明朝体です。さらに、乳房を「ちぶさ」と読めば官能的ですが、「にゅうぼう」と読めば学術的であり、年に一度解禁でお馴染みのワイン*1のイメージすら湧いてきます。それはそうと「お馴染み」という言葉、この字面だと何とも思いませんけど、初めの二文字だけカタカナにして「オナ染み」にするとすごくえっちじゃないですか?えっちですよコレは。えっちどころかドスケベですよ。「えっちな」も好きなんですけど、「ドスケベ」もちょっと下品さがあってなんかイイですよねぇ~。ちなみに「えっちな」は、カタカナ表記(エッチな)ではなくひらがな表記(えっちな)であることがミソです。

どうでもいいんですけど、「おっぱい」と「乳房」だったら、個人的には前者のほうがなんとなく大きいようなイメージがします。それはおそらく、おっぱいが母音(ボイン)で始まっているからでしょう<25点>。

 

  

いや、違うんですよ。

M-1(漫才)、KOC(コント)と来たら流れとして次はR-1(ピン芸)じゃないですか。でも僕はそんなにピン芸って好きじゃないし、オススメできるほどピン芸人たくさん知らないし。まぁオナニーって一人でするからある意味ピン芸と言えなくもないけど。

そこで、R-1ぐらんぷりではなく、R-18ぐらんぷりとして、オススメのセクスィー女優を紹介したり、おまけで誰かに似ているセクスィー女優を紹介したりするのも一興かと思いましたけども、僕にはそれができないんですよ。ちょっと待って「おまけ」って言葉、よく考えてみるとなんかえっちじゃないですか?「おま」の「け」ですよ。えっちですわこれ。

まぁその紹介できない理由ってのを今から話す(書く)んで聞いて(読んで)くださいよ。

 

ある日、友人Aとそういったお気に入りの女優の話になったんです。そこで話している分には問題なかったんですけど、後日、睾丸たまたまその友人Aのお気に入り女優にお世話になる夜のことです。肌色多めの動画によって自分の細胞一つ一つが火照り、二つの丸マントルで蠢く白いマグマがいざ噴火、ってときにふとその女優と友人Aがリンクしちゃって。女優がよがっているときに脳内で友人Aがよぎったんですよ。結局友人Aの顔が思い浮かんだまま噴火の瞬間を迎え、結果的に友人Aで果てた形になってしまったんですよ。粘り気を帯びたマグマがそのまま麓の黒い樹海に被害を及ぼし、約1億名の犠牲者を出しました。活火山は休火山となり、その後しばらくの静寂は通常より長く、白いマグマは冷えて固まってしまいましたとさ。おしまい。

 

まぁここで僕が言いたかったのは、もっこりしたドーム状の火山は噴火が激しくて粘り気の強いマグマで白い岩石になりますよっていう中学理科の内容のおさらいではなくて、僕がここで誰かしらセクスィー女優のオススメをしたら僕と同じ被害に遭ってしまう人がいるんじゃないかという危惧でしてね。僕なりの優しさですよ優しさ。別に常日頃から僕をおかずに致してるからフィニッシュ時に僕がこんにちはしても問題ないですよって人が多数いるかもしれないですけど、そうではない少数派の人のことも考えてあげてください。

 

 

じゃあ代わりと言ってはなんですけど、僕がおもしろいと思ってしまったAVのお話でも。

女子校生とアレして許可なく中に出してしまうっていうよくあるパターンのやつなんですけど。妊娠するかもと不安そうにしている女子校生に対して、男側が「大丈夫、俺ピル飲んでるから」って言ったときは「おめぇが飲むのかよ!」って脊髄反射でツッコんでしまいましたね。いや、僕がツッコみたいのは女子校生のほうなんですけど。

でもよく調べてみると、実は現在男性用ピル(経口避妊薬)の開発が進められていて、臨床試験とかが行われているみたいです。2021年頃には実際に口にすることができるんだとか。医学の進歩ってすごいですね。

 

 …?????!?!??!??

ってことは、僕は2021年の未来の動画を見たってことか???僕が見たのはAVではなくSFだったってこと???

 

ちなみになんですが、AVではほとんど「女子高生」という表記は使われず、「女子校生」とか「JK」とかが代わりに使われます。そういったビデオには18歳未満は出ちゃいけないので、18歳未満の可能性がある女子高生(=高校に通っている女子生徒)って書いたらダメなんですよ。そこで、「女子校生」だと女子大の学生を含めることもできるので言い逃れできますし、「JK」だとこれはハリーポッターの作者のJ. K. ローリング(53)ですしと言い逃れできます(できません)。いやまぁ、留年とか再入学とかそもそも高3で18歳以上の女子高生いるし、逆に飛び級で18歳未満の女子大生もいるし、女子校の高等学校の生徒も女子校生と言えるし、意味ないんですけど。その辺の児ポなんちゃらについては詳しくはわかりません。

 

 

ここまで読んで、今回の記事えっちすぎるだろって思った人、えっちなのはあなたのほうですよ。僕もそういった内容を書いているという自覚はありますが、受け取り手にも問題があると思うんですよ。普段からえっちなことに敏感にアンテナを張って(ついでに股間にテントを張って)いるから、なんでもない内容に対しても勝手にそういう方向に結び付けちゃって、えっちだという判断に至るんじゃないんですかね。日頃そんな考えなどない純真無垢な心の持ち主であれば、ここまでは言語学や地学、医学といった類の内容でしかないはずです。ミケランジェロダビデ像あるじゃないですか。男性の裸体の彫刻。アレ見てどう思いますか?「丸出しだ!卑猥!」と思いますか?「芸術だな~」って思うでしょ。それと同じスタンスで読んでくださいよ。どうせなんでもかんでも股間で物事考えてんだろ貴様ら。キンタマみたいなシワッシワの脳みそしやがって。す…すみません、取り乱してしまいました。 

「そういうお前はどうなんだ」と言われたらぐうの音も出ません。常日頃からそういう考えが湧き出してきて、理性というダムで辛うじて堰き止めている状態です。いろんなことがそっち方面にリンクしちゃって、予測変換が酷いのです。助けて。

  • バック駐車が苦手なんだよねと言われ、脳内で勝手に「バック注射」に変換されて、なんで急に粋な言い回しで体位の話するのかと困惑してしまう。
  • 食欲よりも性欲が優位(性欲が強いというより食欲が弱い)なので、ランチタイムに言われた「生協行く?」が「性教育」に変換される。
  • 学校の授業中、隣の女子の机が荷物でいっぱいだったので訛り交じりに「ちょっと置かして(置かせての意)」と言われたのが「ちょっと犯して」と変換され、そのフランクなノリのお誘いにドキドキ。
  • ショッピングセンター内にて、授乳室という意味での「赤ちゃんの部屋」と書かれた看板を見て、違う意味で解釈してしまい吹き出しそうになる。

おそらく僕の脳みそって真っピンクだと思うんですよ。僕自身のタスクマネージャー開いたら、きっとバックグラウンドでやらしいやつ動いてるの確認できますよ。

実際のところえっちなほうが人として健全だし魅力的だと思いますよ。限度はありますけど。

 

 

そういえばお笑い芸人の世界のナベアツもとい桂三度本名渡辺鐘、煩悩をなくすために一回スッキリしてからネタを書くらしいですよ。僕もオナ一回につきブログ一記事書くとかにしようかな。いやダメだ。そもそもどっちも体力使うからそんな両立できない。ブログそんな書けないし、かと言ってオナの頻度減らしたくない。しかも純粋に真面目な内容のブログ書いたとしても「あぁ、今日オナったんだな」って余計な情報がくっついてしまう。あの時の二の舞だ。なしなし!今のなし!え?今日?なななんでそげんnかこと聞くとかやんべべ別にdどげんだっちゃよかrろうもん!

 

 

【AV女優あるある】

  • ロリ系かわいい系女優は、感想を聞かれたとき「気持ちよかった」ではなく「気持ちかった」と言いがち
  • 既に引退してたり、デビュー後すぐに引退したりなど、短命な女優を好きになりがち

【AV女優なしなし】

  • ひらがな+漢字の名前の女優が多いため、 ひらがなと漢字で表記された選挙ポスターの政治家がAV女優に見えがち

 

まぁみなさんも、マスターベーションマスター、ベスト自慰ニスト、R-1ぐらんぷりチャンピオンを目指して、現状に甘んじることなく日々精進し、何よりも楽しむことを大事にしてオナニーライフを満喫してください。ちょっと待って、「甘んじる」「満喫」って言葉、すごくえっちくないですか?えっちですよこれは。この言葉だけでライジングサン*2しちゃいますわ。

 

 

 (不適切な表現なんてなかった)

 

 

 

*1:ボジョレー・ニューボー的なね。

*2:ここでの「サン」は、sun(太陽)ではなく、son(息子)。どちらも発音記号は「/sˈʌn/」。

キングオブコントのおはなし。

漫才師紹介したし、コント師紹介しなきゃなーとか思ってたら、いつのまにかキングオブコント当日でした。急遽書いておくことにしました。

 

 

前置きするんだよ!

M-1とは違ってキングオブコント(以下KOC)には結成して何年以内とかの制限はないので、極論を言えば審査員のさまぁ~ずとかバナナマンも一応参加資格はあるわけです。でもベテランを紹介しても仕方ないので、M-1に則って紹介していくよって感じです。すでに落選しているユニットもありますが、あくまで僕のお気に入り芸人の紹介の場なのでその辺は何卒悪しからず。お笑い芸人とか興味ねえよって人でも、僕のブログを見に来たってことは少なくとも僕には興味あるってことなので(うぬぼれ)、僕がどんなお笑いが好きなのか知ってもらえれば幸いです。顔と名前だけでも。

 

 

紹介するんだよ!

天竺鼠(よしもと/2003年結成)

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川原克己    瀬下豊

「不条理」「ナンセンス」という言葉がピッタリです。「何なんソレ」「ずっと何やってんねん」と思ったものに笑えるかどうかが、こういうタイプのお笑いを見るときのキモです。意味なんて考えてはいけません。ナンセンスなのですから。でもたまにすごく深い意味があったりするので、そういうところが抜け目ないです。まぁ全く僕にハマらない時もありますが。

コントをする分には、川原の奇人っぷりを際立たせるのに瀬下で申し分ないのですが、バラエティー番組とかでは陣内智則が相性がいいと僕は思っています。川原がわけわからん言動や行動をしても、陣内はいい感じに我々一般人に伝わるような橋渡しをしてくれます。

 

  

ジャルジャル(よしもと/2003年結成)

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後藤淳平    福徳秀介

生粋のコントコンビです。M-1にも出ていましたが、あれも「漫才」っていう題名のコントをやってるのだと思います。内容はくだらないのが多いのですが、ただならぬ練習量が垣間見えます。感覚が若くて、男子高校生のおふざけを見ているようです。

ネタ数は8000本あるらしい(多分本当)です。1日1本作ったとしても20年以上かかります。玉石混交とは思いますが、一つのネタにちゃんと笑いどころがあってそれをちゃんと演じられるというのはすごいことです。普段の暮らしの中で変な奴を演じてみたり、ワードをランダムに組み合わせてそのテーマで即興コントしてみたり、小さな挑戦の積み重ねによって得られた賜物だと思います。ちなみにFUIJIWARA原西の一発ギャグ1兆個(多分ウソ)というのは1秒に1個考えたとしても約31700年かかります。

 

 

チョコレートプラネット(よしもと/2006年結成)

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長田庄平    松尾駿

世間では和泉元彌とIKKOさんみたいな認識かもしれないですが、人の悪口とか下ネタみたいな過激な表現じゃないと注目されないこの時代に、どの世代でも笑えるネタを作れるCERO-A芸人です。バカバカしさだとかグダグダ感だとか、ついつい笑みが零れるタイプの不純物ゼロなお笑いです。子供にお笑いを見せたいときは、チョコレートプラネット、佐久間一行、もう中学生でOKです。

オススメのネタは「クイズショウ」「カレー屋」です。初めて見たとき泣き笑い転げました。

 

 

さらば青春の光(ザ・森東/2008年結成)

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森田哲矢    東ブクロ

賞レースでよく見るけどなかなか結果が出ない実力者です。コアなお笑いファンやお笑いサークル所属大学生などの、多少玄人よりな人たちが好みそうなネタを作ります。泥臭くて努力家で、笑いに対してストイックです。職人のようにネタを作ってはライブで試して磨き上げているのでどのネタもクオリティが高いです。いい加減優勝してもいいと思います。

東ブクロカズレーザーの元相方です。カズレーザーはバイなので、元相方どころか元カレかもしれません。

 

 

アイロンヘッド(よしもと/2007年結成)

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ナポリ    辻井亮平

このコンビに関しては、コントとしてのネタもおもしろいんですが、ちょっとした小ネタとかのほうが好きです。「ちゅちゅちゅ」言いながらずっとダンスするやつとか、存在しないAメロ歌うやつとか、わたパチ食いながら漫才するとか。大半が男子大学生が学生寮で考えたようなネタです。二人ともなんだか憎めない感じで、後輩にいたら楽しいと思います(謎の感想)。

 

 

ジグザグジギー(マセキ/2008年結成)

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宮澤聡    池田勝

常に高得点を出せるお笑い優等生です。一つのテーマで矛盾なくストーリーが進み、パズルのように緻密に計算されたネタは、見ていて気持ちがいいです。ひねりの効いたツッコミからは知性が感じられます。「出欠」というネタはこのコンビの名刺ネタとして外せません。

 

 

セルライトスパ(よしもと/2009年結成)

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肥後裕之    大須賀健剛

今まで味わったことのない不思議な可笑しさを持ったコンビです。

おもしろいのは間違いないのですが、どうやってその設定を思いついたのか、どういう理由でそのボケに至ったのか、僕にはこのコンビのネタの作り方が分かりません。数学の難問を、途中の過程なしに答えだけ出して正解される気分です。お笑いの教科書なんか買わずに、僕の知らない理論や公式を持っているのでしょう。

 

 

ファイヤーサンダー(ワタナベ/2014年結成)

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藤田崇之    﨑山祐

つい最近ABCお笑いグランプリで優勝しました。一発ドカンと来る爆発的な笑いが起きて、そのあとの余熱を楽しむ感じのネタが多いです。若手なのに安定感のあるすごくちゃんとしたネタで、安心して見れます。ネタ作りに苦戦しそうですが、キャラとかに頼らずに純粋な「ネタのおもしろさ」で勝負できるのはすごく尊敬できます。

 

 

ジンカーズ(フリー/2003年結成)

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馬場聡    樋口大輔

ちょっとお笑い知ってるぞって人でも、一般的な生活をしている人であれば存在を知らないであろうコンビです。随分と昔の話なのでもしかしたら違うかもしれませんが、僕が最初に「多分シュールってこういうことなんだな」と思ったコンビです。

そういえばあのコンビ今どうしてんだろと思って調べてみたら、現在はYouTubeで動画をあげていました。普通のネタが見たいです。ネタはラバーガールとかザ・ギースみたいなシティ系?の雰囲気です。

 

 

勝又:(オスカー/2009年結成  2018年解散)

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弟    ani

普通に紹介するつもりだったけどいつのまにか解散してました。このコンビのビジュアルから、「気持ち悪い」という感情が先行してしまいがちですが、ネタの内容も構成も最初から最後まで非の打ち所がありません。笑わせるところも驚かせるところも全てちゃんとしていて、気持ち悪いというよりもむしろ気持ちがいいです。

 

 

ビーフケーキ(よしもと/2007年結成  2017年解散)

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近藤貴嗣    松尾充駿

僕の好きなトガり方で、いい意味でお笑いをナメていたと思います。

解散してこのコンビのネタを見られなくなってしまったのが悔しいです。こういうお笑いが評価されずに解散していって、トレンドに乗っかっただけのお笑いが売れてしまうのは誠に遺憾です。

「5」とか「どうそうかい」とかの擬人化ネタ、「ペペペドミア共和国」がおもしろいので是非。

 

 

まとめるんだよ!

紹介記事書いて思ったんだけど、褒めるのめちゃくちゃ難しい。日頃から褒める習慣がないもんだから、褒めボキャブラリーがない。中途半端な紹介になったのが情けない。ついつい「独特な世界観」とか安易な表現に甘えてしまいそうになる。

僕はネタの内容を基準に書いてるけど、僕が気が付いてないだけで、違和感なく見せる演技力もすごいんだと思う。

当然ながらここで書いた芸人以外にも好きな芸人はいっぱいいる。しゃべりのほうがおもしろい芸人とか。三四郎とかはネタよりもラジオでのフリートークのほうがおもしろい。

僕の好みはいわゆる「シュール」だと思うんだけど、実際のところシュールが何かなんてよく分かってない。くだらないものも、よく練られたものも、バカバカしいものも、頭よさそうなものも、おもしろいと思ったものがおもしろい。

あと、このコンビのどういうところがおもしろいかとか分析するもんじゃない。お笑いは感覚で楽しむものだよ。正直言って、おもしろいと思うかどうかなんて人それぞれツボが違うんだし、僕がここでどんなに紹介文考えたって全部僕の主観でしかない。

ただまあ、気になった芸人がいたら是非ともネタを見てほしい。おもしろいと思うものが一緒なら嬉しい。そして感想を聞かせてほしい。何ならオススメの芸人を教えてほしい。伝える手段は何でもいい。このブログのコメント欄、LINE、電話、メール、手紙でもいい。会って口頭が一番いい。会ったはいいけど声が出ないって人は口パクでもいい。こちらも読唇術で読み取る努力はする。会ったはいいけど面と向かうのが恥ずかしいって人は尻文字でもいい。ただ、お尻が魅力的な人は僕が見惚れてしまう可能性があるので注意してほしい。できるのであればテレパシーでもいい。その場合は事前にテレパシーの受信側のやり方をテレパシー以外の方法で教えてほしい。宗教上の理由でモールス信号しか送る手段がないって人はそれでもいい。狼煙とか手旗信号とかは気づかない可能性が高い。矢文だけは怖いのでやめて。


 

今回の決勝進出者、当日発表とか言ってるけど挑戦者のシルエットでだいたい決まってるっぽい。漫才でボロボロだったマヂカルラブリーがコントでリベンジするってのがドラマがあっていいと思う。マヂカルラブリーのコント見たことないんだけど。

 

 

(前置きで略称書いておきながらそれ以降一度も使ってないことに気づいた人は鋭い)

M-1グランプリのおはなし。

どうもお久しぶりです。ブログ更新しなさすぎて僕のこととか今年の干支とか忘れてしまったことでしょう。今年は戌年です。だいぶブランク空いたのでブログの書き方忘れました。リハビリ感覚で書いていきたいです。

今回のおはなし、タイトルの通りです。何を今さらと思われるかもですが、ここで言うM-1グランプリM-1グランプリ2018のことです。今年です。「今さら」ではなく「もう」なのです。とは言っても、まだエントリーすら始まってないので、M-1グランプリ2018決勝に出場してほしい芸人の紹介です。そうです、ただの僕のお気に入り芸人の紹介です。

よく「お前お笑い好きとか言ってるけど誰が好きなん?」的なこと聞かれるし、たまに自分でもそう言えば誰が好きだっけってなるので、紹介兼覚え書きとして現状のお気に入りを載せておく感じです。

 

 

前置きするよ!

ここでは結成15年以内(2003年以降結成)の漫才師10組+αの紹介ということにします。範囲を限定しないとついついあれもこれもとなってしまうので。申し訳程度のM-1要素です。

お笑いとか興味ねえよって人も、とりあえず顔と名前だけでも覚えて帰ってください。あと、やっぱり僕にも好みってのがあるので芸風に偏りありです。紹介に画像使っちゃってますけどなんちゃら権とかそういうのは勘弁してください。順不同。敬称略。

 

 

紹介するよ!

霜降り明星(よしもと/2013年結成)

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せいや    粗品

最近よくテレビで見るようになったので、ご存知の方は多いかと思います。すべらない話MVSだとかR-1ぐらんぷり決勝進出だとか、個人でも十分活躍していますが、漫才においても実力は確かなものです。

分かりやすいボケと気持ちいいツッコミの応酬は、さながらTwitterのタイムラインのようなテンポで、流れるように繰り出されます。新世代版ナイツみたいな感じです。軽い気持ちで見られて十分満足できるので、お笑いに疎い人でも是非とも一度はネタを見てほしいです。おもしろくないところを見つけるほうが難しい。圧倒的。

それにしてもこの黄色テカテカネクタイ、僕が4年前の例の発表会用に買ったはいいけど結局付けなかったやつだ。

 

 

かまいたち(よしもと/2004年結成)

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山内健司    濱家隆一

漫才もコントもトークもおもしろい、何でもできる化け物コンビです。何でもできると言っても、軸がブレブレなわけではなく、軸を何本も持っているような感じでしょうか。芸人からしてみれば、ハード(キャラ、構成)を一個作って、ソフト(ネタ)を量産していくのがラクなんですが、このコンビはハードをいくつも作ってしまうイメージです。新ネタを見る度に、どんな感じの笑いで来るんだろうと毎回ワクワクさせてくれます。純粋にすごいと思います。

ちなみに、二人とも同じところにほくろがあります。運命的なものを感じますね。M-1審査員の恵美子も同じところにほくろがあります。どうでもいいですね。 

 

 

マヂカルラブリー(よしもと/2007年結成)

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野田クリスタル    村上

前述の恵美子に叱られた芸人というイメージがついてしまったコンビです。賛否両論あるかと思いますが、一つ言いたいことはあの決勝ネタだけで判断しないでほしいということです。

※このコンビについて語り出すともう一記事できてしまいそうだったので、また今度の機会に。

 

 

金属バット(よしもと/2006年結成)

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小林圭輔    友保隼平

「オイオイ、ここに来て指名手配犯の紹介かよ」と思われるかもしれませんが、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のれっきとした漫才人間です。物騒なコンビ名と、アンダーグラウンド感のある風貌からお分かりの通り、地上波で放送できないようなネタもあります。是非ともライブでアウトなネタを見てみたいものです。

ダウンタウン松本、野性爆弾くっきー 、千鳥大悟、天竺鼠川原、コロコロチキチキペッパーズナダル。坊主の芸人ってヤバい奴多いじゃないですか。笑い飯西田、ロバート秋山、馬鹿よ貴方は平井、マヂカルラブリー野田、ZAZY。長髪の芸人ってヤバい奴多いじゃないですか。坊主×長髪のコンビってつまりそういうことじゃないですか。「床屋行ったり髪整えたりする暇あったらワシらおもろいこと考えたいねん 」ってことじゃないですか。

このカラスと骸骨のハーフのような友保をかわいいと思い始めたら金属バットファンとして一人前です。僕も最初はそんなわけあるかと思っていましたが、たまに見せる屈託のない笑顔が愛くるしく見えるときがあります。

 

 

コマンダンテ(よしもと/2008年結成)

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安田邦祐    石井輝明

男臭い金属バットとは真逆で、シュッとした見た目で女性人気が高いコンビです。当然のことながら僕は見た目だけで選んだわけではありません。顔がいいだけで学生時代に周りの女子からキャーキャー言われたせいで「俺はおもしろい」と勘違いしてお笑いの世界に入るような芸人とは全然違います。僕はそんな勘違い野郎を許しません。滅びてください。

このコンビの特徴は「ゆるさ」なんですが、ツカミでその世界に取り込むのが非常に上手いです。初めてネタを見たとき、関西弁なのに声を荒げることなくそっと添えられるセリフがとても新鮮に感じました。

このコンビにおける僕のお気に入りはメタ漫才です。「ボケが全くボケない」とか、「コントに入っても想定と違う役割をする」だとか、漫才ではお決まりのシステム自体をネタにした漫才が好きです。

馬鹿げてておかしいことをヘソで茶を沸かすっていうけど、このコンビの笑いはヘソでハーブティーとか沸かせる感じ。おしゃれ。平和。癒し。

 

 

ロングコートダディ(よしもと/2009年結成)

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堂前透    兎

どちらかといえばコントがメインなんだろうけど、僕は漫才でこのコンビを知ったので挙げてみました(調整)。

最初は、見た感じ「余り物でコンビ組んだのかな」っていう地味な印象しかなかったんですけど、徐々に空気感にハマっていきます。なんというかとてもやさしい。全年齢対象。風邪ひいたときでも見れます。点滴みたいにじわじわと効いてきます。

少しやんちゃさのある脱力系で、コマンダンテの弟分といったところでしょうか。

 

 

四千頭身(ワタナベ/2015年結成)

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都築拓紀  後藤拓実  石橋遼大

田舎から上京してきた垢抜けない男子大学生のイチャつきのような漫才。なんちゅうトリオ名だよ。せめてトリオなんだから三千頭身じゃないのかよ。

真ん中のやつ、絶対おもしろいでしょコレ。表面的ではなく内側から溢れ出るおもしろさを漫才中の随所にも感じられます。超若手なのに落ち着きがあってアドリブ入れる余裕すらあります。

漫才は基本的に左と中央で話が進められて右はあまり目立たない感じなんですが、バイきんぐ西村とか三四郎相田とか、「じゃない方」が意外とヤバい可能性があるので期待ですね。

 

 

キンボシ(よしもと/2013年結成)

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西田淳裕    有宗高志

西田は角界に精通しており、力士の名前を言われたら出身地・所属部屋・力士に関する無駄知識を披露できる特技を持っています。その無駄っぷりが絶妙で、力士がどこか身近な存在に感じられます。 それだけでも十分おもしろいんですが、僕が目をつけているのは有宗のほうです。生物部とか囲碁部の部長とかしてそう。教室の隅っこで自分の世界持ってそう。いじったら確実におもしろい返答してきそう。僕が好きなのは、クラスの人気者とかより断然こういった人間ですね。ていうかこのコンビで相撲好きって言ったらどう見ても有宗だと思うんだけど。

ネタ自体はあまり見たことがないんですけど、二人ともお笑いポテンシャルが高いと思うので、テレビで十分活躍できると期待してるんですけどね。

 

 

ADVANCE(マセキ/2013年結成)

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カズキ    ユウキ

そうです、ご覧の通り双子です。でも、まったく双子をネタにしません。どっちが兄でどっちが弟なのかとか知る必要はありません。画像にそれぞれの名前添えてるけどこれであってるか分かりません。同じ容姿と同じ声のやつが会話している、ただそれだけです。

やや上級者向けです。というのも、発想がぶっ飛んでいて、しかも滑舌が悪いので、ネタを理解するのにめちゃくちゃカロリーを消費します。普通の漫才飽きたしエキセントリックな漫才見たいなって方は見ればいいと思います。

 

 

まんじゅう大帝国(タイタン/2016年結成)

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竹内一希    田中永真

なんちゅうコンビ名だよ。2つ3つしかネタを見たことがないんですが、大学の落研出身ということもあって、若手ながらネタは落語のようなうまさ(上手さ・旨さ)があります。その実力にはまさに「まんじゅうこわい」と言わざるを得ません。雰囲気がどことなくおぎやはぎ

 

 

浜口浜村(マセキ/2003年結成  2015年解散)

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浜村孝政    浜口祐次

既に解散したコンビですが、番外編として紹介させてください。

このコンビが魅せる漫才というのは当時の他の漫才とは一味違いました。今でこそハチャメチャな漫才も多少は受け入れられるようになったんですけど、いつでも一歩先を行くような内容のネタで、漫才とはこうあるべきだという固定概念をぶっ壊し続けていました。失礼ながら明らかに売れるような華はありませんでしたが、漫才界に必要なコンビだと思っています。解散したのが悔やまれます。浜村はピンとして活動しているので、 世界観味わいたい方はどうぞ。

 

 

おまけだよ!

へべれけ(よしもと/2013年結成 2018年解散)

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澤下義之    黒木悠介

澤下が友人のクラタ君にやや似てる、っていうただそれだけ。もっと似てる画像あると思う。相方の黒木は尼神インター誠子に似てる。いつの間にか解散してて悲しい。

 


寺田寛明(マセキ/2007年デビュー)

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寺田寛明

友人のキジマ君にめちゃくちゃ似てる。動いても喋っても似てる。もはやこの画像に写っているのはキジマ君かもしれない。ってかもう漫才師じゃねえ。

 

 

 

(つづくよ、きっと)

ブロガーの苦悩。

今回はタイトルこそブロガーの苦悩となっておりますが、実質「お笑いは音楽だ」の続編と考えてもらって構いません。はてなブログという華やかな舞台で戯言を垂れ流しているだけの人間がブロガーと名乗るのも烏滸がましい限りなんですけれども。

ブロガーという人種は常にブログのことを考えているものです。そのおかげで日常生活に様々な支障をきたしているのです。何か見つける度にこれブログに書けそうだなとか思ったり、ずっとネタ探ししてるからやらなければならないことに集中できなかったり。脳みその20%くらいを常に動かしてる状態なので非常に疲れます。

お笑いのネタを嗜むときも、勢いに任せたネタは何も考えずに反射的に笑ってしまうんですけど、発想がすごかったりフレーズとか構成とかがよく考えられていたりするネタに関しては、膝を打つとでも言いましょうか、「やられた」とか「そうくるか」とか思ってしまって、純粋に笑えないのです。職業病ですかね。僕にとってブログは職業じゃないんですけどね。

 

ブログってのはもっと気楽に書いていいもののはずなのに、僕のこだわりが自分で自分の首を絞める形にしてしまっているのです。自分で自分の首を絞めるってどんなセルフSMだよってね。

 

1.同じ内容の記事を何回も書きたくない。

テレビ番組とかバンドのライブとかで、自分の知ってる曲が流れてきたらテンション上がりますよね。逆に芸人が自分の知ってるネタをやり始めたら「あぁこのネタか」とか「他のネタ見たかったな」ってテンション下がりますよね。音楽的要素が強めのお笑いだったら自分の知ってるネタでもおもしろいかもしれないですけど。ブログでそんな表現できないじゃないですか。本当は「こんな妹がいたらなぁ」っていう内容を20記事に亘って書き連ねたいところなんですけど、またこいつ妹の話してるよってうんざりするじゃないですか。

なるべく似たようなテーマで書き忘れを付け足すようにあとからブログを更新したくない。とか言いながらここ最近のブログは同じテーマで何回も同じこと書いてるんですけど。できれば一回の更新ですべてを吐き出してきれいにまとめたい。

 

 

2.一度更新したらなるべく書き直したくない。 

あとから書き忘れを付け足すのが嫌なら書き直せばいいじゃない。ごもっともです。しかしながら、僕はブログを「作品」とみなすようなイタイやつなので。

お笑いよりも音楽のほうが作品色が強いと思ってて、ネタは披露と改良を繰り返していいものに仕上げていくことが可能なんですけど、曲は一度CDを世に出してしまったら「あの部分の歌詞はこの表現が良かったな」なんてあとから変えることができないじゃないですか。ただ、その変えられないっていう縛りがあるからこそ、「当時の僕はこんなことを考えていたんだ」と、書いた時期の状況が思い出されていいんです。

書き直すって行為は邪道っていうか、レンジで温めなおすって感じがしてなんかヤダ。できたてがいい。 

 

 

変に完璧主義なところがあって、どうせ作るんならトコトンとは思うものの、完成させようと思えば思うほど焦って、納得のいくものに出来上がらなくて。一回の更新で吐き出したいし、一度更新したら書き直したくないし、ってことで一つの記事を作るのにめちゃくちゃ時間がかかる。っていうかそもそも作文が苦手だからなかなか完成させられない。

 

文を完成させるのが苦手なんやったら、Twitterでいいやん、と。それがまた個人的な好みの話になってくるんですけど。

 

Twitterでの1つぶやきの所要時間は10秒程度。ブログの1記事の所要時間は3~5分。これって一発ギャグと漫才に相当すると思うんです。で、僕は一発ギャグよりも漫才のほうが好き。この時間が僕にとってちょうどいい長さで、短すぎるのも長すぎるのも良くない。星新一ショートショートとか、一話完結型のギャグマンガとか、数分間のストーリーが始まって終わる感じが好き。

楽曲もだいたい漫才一本分の長さだし、イントロで聞く人の心掴んでサビで盛り上がらせるって点では、「お笑いは音楽だ」と言えるのではないでしょうかね、ええ。

 

ポケモンのわざで言ったら、Twitterはつのドリルとかじわれとかで、ブログはどくどくとかやどりぎのたね。一発で勝負つけるよりかは、バトルを楽しみたいもんですねぇ。特にどくどくってターン数が増えるごとに与えるダメージも増えるので、後半になるにつれて盛り上がるってのはお笑いの理想の形ですね。「つのドリル」で「じわれ」に「どくどく」と「やどりぎのたね」をね。これが言いたかっただけです。急にポケモンのわざに例えてすみません。気にしないでください。何でもないです。

 

 

 

~スーパー本音タイム~

 

前からずっと思ってることは、「ブログはオナニーだ」ってことなんですよ。自己満足にすぎない。だから「お前のオナニーはおかしい」だとか「早くオナニーしろ」とか言われる筋合いはないです。気持ちよくなりたいときに自分のペースで自分なりのオナニーをしたほうが(内容の)濃いものがたくさん出るんですよ。

そもそも僕がオナニーしてるのを窓から覗いてるあなた方は変態です。そんなことして楽しいですか。興奮しますか。まぁ僕はそんな変態が大好きなんですけどね。っていうかなんで僕だけこんな恥ずかしい目にあわなきゃならないんですか。ずるいですよ。お前らもオナニーしろよ。見せ合いっこすればいいじゃない。でも読んでる人の大半がおじさんなんだよなー。こんなことなら女子高生に囲まれた女子高生になればよかったなー。

 

あと、Twitterでブログ更新しましたって報告するの、「おもしろいの書けたよ!早く見に来てよ!さあ!」ってハードル上げてる感じがしてちょっと嫌なんだよなー。しかも報告した時しか見に来ないじゃん。なんかもっと、「ちょっと見に来てみたら更新してた!読んでみよっと!」みたいなね、田舎の小学生みたいに「遊びに来たよー」ってスタンスでハードルとIQを下げて見てほしい。

 

いかんせん僕は感覚で生きてる人間なので、時間をかけているとは言え、その場の勢いでそれっぽいことを並べ立ててしまうもんだから、書いてることが支離滅裂になってることがよくあるんだよなー。いろいろと書いてはみたものの、結局のところお笑いは音楽なのかどうか分かんねぇよ。自分のこだわり書いてるところとかお笑いと音楽の違い書いちゃってるし。詩(内容)も曲(テンポ)もどっちも大事だよそんなもん。あんまりそういった矛盾とかは深く追及しないでください。深く突っ込まれるの弱いです。

今回も何が言いたかったのかよくわからん。今回は「何が言いたかったのかよく分からずにブログを書いてます」っていうことが伝わればいいや。 

何か適当に感覚だけで小説とか書いてみたい。小説のルールとかわかってない状態で。今まで読んできた数少ない小説を真似して、雰囲気だけでそれっぽい単語並べ立てておいて、あとは読む人の勝手な想像に任せたい。

 

あんまり答えを出そうとしなくてもいいのかしら。完成しなくてもいいのかしら。書いていきながら答え見つけるのもアリなのかもしれない。ブログ1回目に「考え込んで120点の記事をちょっとよりも、勢いに任せて70点の記事をいっぱい書けたらいいな」とか書いてるし、質より量の精神でホームランちょっと打つよりもヒットいっぱい打つほうがいいのかもしれない。無理にいいものを書かなくちゃとか思わずに、勢いに任せて楽しんで書いたほうが結果的におもしろかったりするし。とか必死に自分に言い聞かせてみる。

 

 

お笑いは音楽だ(後編)。

お笑いは音楽だ(前編)。を読んでからのほうがいいよ。

 

 

前編では調子に乗ってしまってホント申し訳ございませんでした。

お前はお笑い芸人でもないのに何を偉そうに語っているんだと。人前でネタをやった経験もないくせに何が分かるんだと。おっしゃるとおりです。分かりますともその気持ち。高校卒業後働いたことのないミュージシャンが、仕事頑張れ的な曲作っても、何の説得力もないと感じるのは当然です。

 

まぁその、実は僕、人前でネタをやったことがあるんですよ。

おちんちん生ハメ状態で申し上げますと*1、僕もR-1ぐらんぷりにエントリーしてピンネタをやったんですよ。残念ながら決勝どころか一回戦で敗退したんですけど。前回の冒頭でお笑いやりたいなぁとか書いてましたけど、経験済みでした。

 

観客の反応としては、ややスベリでした。人生初スベリです。今まで順調にスベリというものを味わわずに生きてきた(鈍感)んですけどね。精神的ダメージが大きすぎて僕のガラスのハートが粉々に砕けてキラキラと輝いていました。まぁあんまり気にしてません。翌日普通に体調崩しましたけど。

 

でも実際のところ、プロでスベリまくってた人もいたので、アマチュアでややスベリだった僕はまだマシなほうです。その日ではアマチュアで勝ち進んだ人はいなかったのでとりあえず良しとします。むしろ僕が緊張しすぎて気付いてないだけで、そこそこウケてたところもあったみたいです(勝手に見に来た友人談)。そりゃあこのブログで散々「見られたら興奮する」とか言ってる僕だって、実際に見られたら緊張するに決まってるじゃないですか。見られてドキドキするっていう点では一緒ですけど。

 

ネタはフリップ芸をやりました。ピン芸の初歩です。甘えです。何でフリップ芸なのかというと、一つ一つのネタが考えやすいし、お絵描きがそこそこできるってのもありますが、緊張でネタが飛ぶのを防ぐためです。フリップめくりながら反応すればいいので。歌詞見ながら歌ってるようなもんです。

 

すごく言い訳がましく聞こえるんですけど(というか言い訳なんですけど)、とにかく時間がなかったんですよ。一回戦って年末年始のバタバタした時期で、エントリー決めたのも出番の3週間前くらいなので。フリップにお絵描きしただけで見せる練習はしていません。ただの絵の発表会です。たいへんよく描けました。Twitterとかpixivで勝手にやっとけって話。ていうか僕ピンネタよりも漫才とかコントのほうが好きだし。

 

とりあえずいい経験にはなりました。やっぱりこう、これくらい自分にもできそうだなとか思っても、実際にやってみたらなかなかできないことってありますね。

まぁ1年くらい前の発表に比べたら別に大したことないですよ。質疑応答もないし。質疑応答ありのピンネタとかヤだな。

  • このネタはどの年齢層向けのネタですか。
  • 8枚目のフリップの絵は何を表していますか。
  • このネタは○○という芸人さんのネタに似ていますが違いはありますか。
  • もっと笑いをとるとしたらどんな改善ができると思いますか。
  • オチの言葉がよく聞こえなかったのでもう一度やってください。

 

僕は所詮おもしろいネタが書ける人間なだけであって、おもしろい人間ではないなぁと。もっと言えばおもしろいネタを見つけるだけで、それを完成させることもできないなぁと。そもそも自分にとってはおもしろいかもしれないけど、周りにとってはおもしろくないかもしれないし。自分は何がおもしろいと感じるのかもハッキリ理解してないし。おもしろいって一体何なんだ。

求められるのは、おもしろいことを見つけてくる人じゃなくてなんでもないことをおもしろくできる人なわけで。僕はネタ作り自体は好きでそこそこ自信があるんですけど、なかなか上手に表現できないんですよ。取ってきた松茸をガムにしちゃう人と、冷蔵庫の余り物でおいしい料理を提供できる人なら、そりゃ後者のほうが重宝されるでしょ。ガム作ってる場合じゃねぇ。

 

R-1の他の出演者のネタとか見てみると、内容が空っぽでも雰囲気で笑わせることができている人がいて、やっぱりテンポが大事なんだと思いました。ブログも句読点ばっかりで読みづらかったり、やたらと難しい言葉を使ってたりするとテンポ悪くなって読む気も失せるでしょう。あれ、テンポで合ってますっけ?チンポですっけ?字面が似てるので間違えやすいんですよね。どっちも大事なので問題ないですけど。チンポは舐めてもいいけどテンポは舐めちゃダメってことで。

 

 

まぁでもね、笑いがあったら別に勝ち負けなんてどうでもいいよね(一回戦敗退を正当化)。「なんかよくわからんけどおもしろい」って思っても、笑えるならそれでいいじゃないですか。長い間、自分をやってきたけど自分のことなんか何も分かってないですもん。なんで自分は生きてるのかとかよく分からないまま生きてるし。音楽聞き流す感じで、なんでおもしろいのかとか別に深く考えずに笑っときゃあいいんですよ。ハハハッ。

 

(ブログ更新のテンポも上げたいところ。)

*1:単刀直入に言うと。

(短刀直入と書くのは誤り。僕のは決して短くはない。人並み。謎のアピール。)

 

お笑いは音楽だ(前編)。

僕はお笑いが好きでしてね。

 

まぁ他にこれと言って趣味がなくて、自己紹介で趣味を言うときとかに困らないように、とりあえず「お笑い好き」ということにしています。

 

だって休日何してるのとか聞かれて素直にオナニーしてますとか言うわけにもいかないじゃないですか。そこから「え?ちょっと詳しく聞かせて!」とか言われて、もじもじしながら好きなAV女優とかシチュエーションとか話すのも気持ち悪いだけだし、そのあと薄暗い部屋に連れていかれたりしたら怖いじゃないですか。他にも、ブログ書いてますとか言ったら、教えてよって流れになってこんなブログ読まれたらドン引きされるに決まってるじゃないですか。だからと言って無趣味ですとか言うのも話が広がらなくてつまんないし。キャラ作りですよキャラ作り。あまりお笑いを趣味として挙げる人はいないけど、ギャンブルとかと違って一般的に悪いイメージはないと思うので、結構使いやすくて気に入ってます。

 

キャラ作りとは言っても、幼少期は吉本新喜劇を見て育ち、学生時代はオンエアバトルを見て過ごしたので、人並み以上はお笑いに精通している*1と思います。実際に休日はずっとネタ見て過ごしてるし、月一ペースでライブ行ってるし。

 

余談ですけど、M-1とかキングオブコントとかの賞レースで各芸人のネタに点数がつけられて、高得点がつけられると「おおおぉっ!」ってなるじゃないですか。あのときエクスタシーに達して軽くイッちゃうんですけど、これって僕だけですかね。鳥肌やら何やらいろんな部分がたっちゃいますよね。学生時代はオンバトを録画してバケツの計量シーンを何回も繰り返し見て興奮してました。オンバト復活してくんねぇかなマジで。

 

オンバトといえば最近NHKで火花が放送されているみたいですね。まぁ僕はNetflixで試聴済みなので別にいいんですけど。ああいうの見ると芸人かっこいいなぁって思っちゃうんですよね。自分もお笑いやりたいなぁって。

 

 

本題に入ります。ここ最近で僕が思ったことは『お笑いは音楽だ』ということです。つまりお笑い芸人はミュージシャン。ネタ作って(作詞作曲)、小道具(楽器)使っていっぱい練習して、お客さんに披露して楽しませるエンターテイナー。

 

突然ですが、みなさんは何を判断基準にして「あ、この曲好き!」と思いますか。歌声とかメロディとかリズムとかが気に入るというのはありますが、歌詞きっかけでお気に入りになることはあんまりないと思います。

歌詞の内容って、家でゆっくりカフェインの入った飲み物を片手に聴いているときに、しみじみと心に響いてくることはあるかとは思いますが、この曲聴きたいと思うのに歌詞ってあまり重要じゃないと思うんですよ。歌詞の内容が意味不明でも曲がいいから何回も聴いてしまう曲ってありますよね。インスト聴きますよね。英語分かんないのに洋楽聴きますよね。

お笑いに関しても、ついつい笑ってしまうネタっていうのは、テンポのよさとか絶妙な間とか声の張り具合とか、そういう音楽の要素が入ったネタだと思うんですよ。僕もそういったネタは何回も見てしまいます。

ベテランとか中堅の芸人さんってそういう音楽に関する技術が優れているだけで、正直なところネタの内容って取り立てておもしろいこと言ってるわけじゃないんですよ。もちろん、ネタの内容がおもしろい人はいますけど。紙にネタの内容を書いてみてください。大したこと言ってないですから。でも、それだけでお笑いは成立するし、お客さんも笑うことはできてしまうんです。ネタの内容なんてあまり重要じゃないんです。

ただ、僕は若手芸人の練りに練って作られたネタのほうが好きです。意外性のある展開だとか斬新な設定だとか、目の付け所に関してはベテランよりも若手のほうが数倍すごいです。

 

 

1か月くらい前の話で今さらなんですけど、 R-1ぐらんぷりってあったじゃないですか。最終的にはピューと吹く!ジャガーでおなじみのhide郎さんが優勝したんですけども。

どれだけネタを練ってしっかり間違えずにやり遂げたとしても、勢いのあるやつには勝てないと痛感しました。結局は会場を盛り上げたもん勝ちなんですよ。あんな「緊張と緩和」を見せつけられたら盛り上がらないわけないじゃないですか。あぁなんてこったい。

そもそもお笑いのネタを点数で評価するって難しいと思うんですよ。特にR-1ぐらんぷりなんか一人だったら何でもアリなわけじゃないですか。ネタのジャンルなんてバラバラで、フリップ芸とか漫談とかモノマネとかいろいろあって、他のネタとどう比較して採点したらいいのかなんてわかんない。J-POPとヒップホップとクラシックを聴かされて、さぁどの曲が良かったかなんて言われても結局は人の好みになっちゃうわけで。

そうなると、いくらお笑いに精通したベテランとは言っても審査員も周りの空気に影響されちゃって、会場が一番笑いに包まれているやつがおもしろいと判断するようになってしまうんじゃないんですかね。僕もオンエアバトルの審査員をしたことありますけど、リアルタイムで見たときは笑っちゃって票を入れたんですけど、後で冷静にオンエアを見たらそこまでじゃなかったってのありますもん。

 

 

ドラマのテーマ曲とかCMで流れる曲だとか、何度も耳にする曲ってなんだかいい曲だなって感じることってありませんか。そりゃいい曲だからそういうのに起用されるってのもあるかもですけど。

芸人も最近よくテレビで見る芸人って今はこういうのがおもしろいんだって刻み込まれてやいませんか。何も考えずに脊髄反射的に笑ってしまってませんか。もちろん実力でテレビに出られるようになった人もいるでしょう。でももし本当に実力をつけてテレビに出られたなら今後も出続けられるはずでしょう。単純に今がそういうのが流行る時代だっただけじゃないんですか。

 

で、そういった一般の方々が会場の雰囲気を作っているわけです。審査員も会場の盛り上がり具合を加味すると思います。そりゃあ一般受けが良くて会場が一番盛り上がるようなアップテンポなネタをするノリにのったやつが勝ちますやん。そこまでが戦略というのなら流石です。

 

あのー、今テレビでよく見る芸人ってホントにおもしろいと思って笑ってますか。「なんかよくわからんけどおもしろいっぽいからとりあえず笑っとこ」ってなってませんか。意味不明なこと、自分には理解できないことを「シュール」だとか「深い」だとかの一言で片づけてやいませんか。最近芸人の前で芸人がネタをやるっていう機会もあって、芸人が笑っているんだから自分の理解が及ばずともこのネタはおもしろいんだって勝手に判断してしまって笑ってませんか。これ、僕にも言えることなんでブーメランなんですけどね。

例えばピカソゲルニカを見て、「こんなんただのラクガキやん」とか思っても、美術の教科書に載ってるし世界的に有名らしいし、よくわからんけど芸術がわかってないような人やと思われるのイヤだっていう懸念からすごいと言っちゃうことないですか。

しっかりしてください。あなたの理解できる範囲で素直に笑っていいんです。

だから僕は一番好きな芸人にラーメンズを挙げる人はあまり信用できません。「ラーメンズが好きとか言うなんて、俺お笑いについて分かってるやろ」感がすごいです。虫唾がシャトルランします。もちろん本当に好きな人はいるんでしょうけど。僕はラーメンズのコントは高尚すぎてギリギリ理解できません 。サンドウィッチマンが好きという人のほうがよっぽど信用できます。なぜサンドウィッチマンはあんなに人気があると思いますか。伊達ちゃんのおでこが味付け卵みたいでおいしそうだからです。味付け卵が嫌いな人なんて卵アレルギーな人くらいでしょ。ラーメンとかサンドウィッチとか味付け卵とか見てたらおなかすいてきました。

 

 

とまぁ長くなってしまいましたがこんな感じで最近のお笑いというものにメスを入れたワケですけども、まだまだ言いたいことはあるので、次回に続きます。というか、今後お笑いについては随時書いていきたいです。ところで「メスを入れる」という表現は合っているのでしょうか。メスは入れられる側ではないのでしょうか。

 

 

(脚注の正しい使い方を覚えました。)

 

 

*1:せい-つう【精通】

① ある物事について詳しく知っていること。物事によく通じていること。

② 男子の初めての射精。

当然ここでは①の意味。(goo辞書より)