M-1グランプリのおはなし。
どうもお久しぶりです。ブログ更新しなさすぎて僕のこととか今年の干支とか忘れてしまったことでしょう。今年は戌年です。だいぶブランク空いたのでブログの書き方忘れました。リハビリ感覚で書いていきたいです。
今回のおはなし、タイトルの通りです。何を今さらと思われるかもですが、ここで言うM-1グランプリはM-1グランプリ2018のことです。今年です。「今さら」ではなく「もう」なのです。とは言っても、まだエントリーすら始まってないので、M-1グランプリ2018決勝に出場してほしい芸人の紹介です。そうです、ただの僕のお気に入り芸人の紹介です。
よく「お前お笑い好きとか言ってるけど誰が好きなん?」的なこと聞かれるし、たまに自分でもそう言えば誰が好きだっけってなるので、紹介兼覚え書きとして現状のお気に入りを載せておく感じです。
前置きするよ!
ここでは結成15年以内(2003年以降結成)の漫才師10組+αの紹介ということにします。範囲を限定しないとついついあれもこれもとなってしまうので。申し訳程度のM-1要素です。
お笑いとか興味ねえよって人も、とりあえず顔と名前だけでも覚えて帰ってください。あと、やっぱり僕にも好みってのがあるので芸風に偏りありです。紹介に画像使っちゃってますけどなんちゃら権とかそういうのは勘弁してください。順不同。敬称略。
紹介するよ!
霜降り明星(よしもと/2013年結成)
最近よくテレビで見るようになったので、ご存知の方は多いかと思います。すべらない話MVSだとかR-1ぐらんぷり決勝進出だとか、個人でも十分活躍していますが、漫才においても実力は確かなものです。
分かりやすいボケと気持ちいいツッコミの応酬は、さながらTwitterのタイムラインのようなテンポで、流れるように繰り出されます。新世代版ナイツみたいな感じです。軽い気持ちで見られて十分満足できるので、お笑いに疎い人でも是非とも一度はネタを見てほしいです。おもしろくないところを見つけるほうが難しい。圧倒的。
それにしてもこの黄色テカテカネクタイ、僕が4年前の例の発表会用に買ったはいいけど結局付けなかったやつだ。
かまいたち(よしもと/2004年結成)
漫才もコントもトークもおもしろい、何でもできる化け物コンビです。何でもできると言っても、軸がブレブレなわけではなく、軸を何本も持っているような感じでしょうか。芸人からしてみれば、ハード(キャラ、構成)を一個作って、ソフト(ネタ)を量産していくのがラクなんですが、このコンビはハードをいくつも作ってしまうイメージです。新ネタを見る度に、どんな感じの笑いで来るんだろうと毎回ワクワクさせてくれます。純粋にすごいと思います。
ちなみに、二人とも同じところにほくろがあります。運命的なものを感じますね。M-1審査員の恵美子も同じところにほくろがあります。どうでもいいですね。
マヂカルラブリー(よしもと/2007年結成)
前述の恵美子に叱られた芸人というイメージがついてしまったコンビです。賛否両論あるかと思いますが、一つ言いたいことはあの決勝ネタだけで判断しないでほしいということです。
※このコンビについて語り出すともう一記事できてしまいそうだったので、また今度の機会に。
金属バット(よしもと/2006年結成)
「オイオイ、ここに来て指名手配犯の紹介かよ」と思われるかもしれませんが、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のれっきとした漫才人間です。物騒なコンビ名と、アンダーグラウンド感のある風貌からお分かりの通り、地上波で放送できないようなネタもあります。是非ともライブでアウトなネタを見てみたいものです。
ダウンタウン松本、野性爆弾くっきー 、千鳥大悟、天竺鼠川原、コロコロチキチキペッパーズナダル。坊主の芸人ってヤバい奴多いじゃないですか。笑い飯西田、ロバート秋山、馬鹿よ貴方は平井、マヂカルラブリー野田、ZAZY。長髪の芸人ってヤバい奴多いじゃないですか。坊主×長髪のコンビってつまりそういうことじゃないですか。「床屋行ったり髪整えたりする暇あったらワシらおもろいこと考えたいねん 」ってことじゃないですか。
このカラスと骸骨のハーフのような友保をかわいいと思い始めたら金属バットファンとして一人前です。僕も最初はそんなわけあるかと思っていましたが、たまに見せる屈託のない笑顔が愛くるしく見えるときがあります。
コマンダンテ(よしもと/2008年結成)
男臭い金属バットとは真逆で、シュッとした見た目で女性人気が高いコンビです。当然のことながら僕は見た目だけで選んだわけではありません。顔がいいだけで学生時代に周りの女子からキャーキャー言われたせいで「俺はおもしろい」と勘違いしてお笑いの世界に入るような芸人とは全然違います。僕はそんな勘違い野郎を許しません。滅びてください。
このコンビの特徴は「ゆるさ」なんですが、ツカミでその世界に取り込むのが非常に上手いです。初めてネタを見たとき、関西弁なのに声を荒げることなくそっと添えられるセリフがとても新鮮に感じました。
このコンビにおける僕のお気に入りはメタ漫才です。「ボケが全くボケない」とか、「コントに入っても想定と違う役割をする」だとか、漫才ではお決まりのシステム自体をネタにした漫才が好きです。
馬鹿げてておかしいことをヘソで茶を沸かすっていうけど、このコンビの笑いはヘソでハーブティーとか沸かせる感じ。おしゃれ。平和。癒し。
ロングコートダディ(よしもと/2009年結成)
どちらかといえばコントがメインなんだろうけど、僕は漫才でこのコンビを知ったので挙げてみました(調整)。
最初は、見た感じ「余り物でコンビ組んだのかな」っていう地味な印象しかなかったんですけど、徐々に空気感にハマっていきます。なんというかとてもやさしい。全年齢対象。風邪ひいたときでも見れます。点滴みたいにじわじわと効いてきます。
少しやんちゃさのある脱力系で、コマンダンテの弟分といったところでしょうか。
四千頭身(ワタナベ/2015年結成)
田舎から上京してきた垢抜けない男子大学生のイチャつきのような漫才。なんちゅうトリオ名だよ。せめてトリオなんだから三千頭身じゃないのかよ。
真ん中のやつ、絶対おもしろいでしょコレ。表面的ではなく内側から溢れ出るおもしろさを漫才中の随所にも感じられます。超若手なのに落ち着きがあってアドリブ入れる余裕すらあります。
漫才は基本的に左と中央で話が進められて右はあまり目立たない感じなんですが、バイきんぐ西村とか三四郎相田とか、「じゃない方」が意外とヤバい可能性があるので期待ですね。
キンボシ(よしもと/2013年結成)
西田は角界に精通しており、力士の名前を言われたら出身地・所属部屋・力士に関する無駄知識を披露できる特技を持っています。その無駄っぷりが絶妙で、力士がどこか身近な存在に感じられます。 それだけでも十分おもしろいんですが、僕が目をつけているのは有宗のほうです。生物部とか囲碁部の部長とかしてそう。教室の隅っこで自分の世界持ってそう。いじったら確実におもしろい返答してきそう。僕が好きなのは、クラスの人気者とかより断然こういった人間ですね。ていうかこのコンビで相撲好きって言ったらどう見ても有宗だと思うんだけど。
ネタ自体はあまり見たことがないんですけど、二人ともお笑いポテンシャルが高いと思うので、テレビで十分活躍できると期待してるんですけどね。
ADVANCE(マセキ/2013年結成)
そうです、ご覧の通り双子です。でも、まったく双子をネタにしません。どっちが兄でどっちが弟なのかとか知る必要はありません。画像にそれぞれの名前添えてるけどこれであってるか分かりません。同じ容姿と同じ声のやつが会話している、ただそれだけです。
やや上級者向けです。というのも、発想がぶっ飛んでいて、しかも滑舌が悪いので、ネタを理解するのにめちゃくちゃカロリーを消費します。普通の漫才飽きたしエキセントリックな漫才見たいなって方は見ればいいと思います。
まんじゅう大帝国(タイタン/2016年結成)
なんちゅうコンビ名だよ。2つ3つしかネタを見たことがないんですが、大学の落研出身ということもあって、若手ながらネタは落語のようなうまさ(上手さ・旨さ)があります。その実力にはまさに「まんじゅうこわい」と言わざるを得ません。雰囲気がどことなくおぎやはぎ。
浜口浜村(マセキ/2003年結成 2015年解散)
既に解散したコンビですが、番外編として紹介させてください。
このコンビが魅せる漫才というのは当時の他の漫才とは一味違いました。今でこそハチャメチャな漫才も多少は受け入れられるようになったんですけど、いつでも一歩先を行くような内容のネタで、漫才とはこうあるべきだという固定概念をぶっ壊し続けていました。失礼ながら明らかに売れるような華はありませんでしたが、漫才界に必要なコンビだと思っています。解散したのが悔やまれます。浜村はピンとして活動しているので、 世界観味わいたい方はどうぞ。
おまけだよ!
へべれけ(よしもと/2013年結成 2018年解散)
澤下が友人のクラタ君にやや似てる、っていうただそれだけ。もっと似てる画像あると思う。相方の黒木は尼神インター誠子に似てる。いつの間にか解散してて悲しい。
寺田寛明(マセキ/2007年デビュー)
友人のキジマ君にめちゃくちゃ似てる。動いても喋っても似てる。もはやこの画像に写っているのはキジマ君かもしれない。ってかもう漫才師じゃねえ。
(つづくよ、きっと)