Como Sense

常識(Common Sense)から何かが欠落した、そんなブログ。

ミルクボーイでミルクボーイ。

「どーもー。ども、ミルクボーイですー。お願いしまーす。あーありがとうございますー、ね。いま、アクセス数をいただきましたけどもね。ありがとうございますー。こんなんなんぼあってもいいですからね。」

「一番いいですからね。」

「ありがたいですよホントにね。言うとりますけどもね。」

「いきなりですけどね。うちのオカンが好きな芸人がおるらしいんやけど、その名前をちょっと忘れたらしくてね。」

「芸人の名前忘れてもうて。どうなってんねんそれ。」

「いろいろ聞くんやけどな、全然分からへんねんな。」

「分からへんの?ほな俺がね、オカンの好きな芸人、一緒に考えてあげるから、どんな特徴を言うてたか教えてみてよー。」

M-1グランプリ2019で優勝した、肯定と否定を繰り返す漫才をするコンビやって言うねんな。」

「ほぉー...ミルクボーイやないかい。その特徴はもう完全にミルクボーイやがな。すぐ分かったやんこんなんもう。」

「ちょっと分からへんのよな。」

「何が分からへんのよ。」

「俺もミルクボーイや思てんけどな。」

「そうやろ。」

「オカンが言うには、M-1の決勝に出る前から人気があったって言うねんな。」

「ほぉー...ほなミルクボーイと違うかぁ。ミルクボーイはね、M-1がその年のテレビ初漫才なんやから、一般人がミルクボーイを知る術なんてないのよ。そんな無名にもかかわらず、もはや満点から引き算で数えた方が早いくらいのM-1史上最高得点をたたき出して、知名度のあるコンビを抑えて優勝したのが感動的やったやんか。ミルクボーイちゃうがな。ほなもうちょっと詳しく教えてくれるぅ?ンー」

「ちょっとだけネットで検索しづらいらしい。」

「ミルクボーイやないかい。ミルクボーイって検索すると、その芸人のほかに原宿系ファッションブランドと九州北部の牛乳宅配会社がヒットすんねん。完全に余談やけど、このブログの著者がそのミルクボーイって書いてある宅配会社の車を見るとニヤけてしまうらしいねんな。ミルクボーイやそんなもんは。」

「分からへんねんでも。」

「何が分からへんのコレで。」

「俺もミルクボーイやと思てんけどな。オカンが言うには、その芸人の漫才は一度聴いたら飽きる言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。ミルクボーイと言えば、あるあると偏見のワードセンスもそうやけど、声質とか間の取り方とかがちょうどよくて、聞き心地が良いから何度でも聞いてられんねん。これは何年もずっと同じフォーマットで続けてきたからこそ得られた賜物やねん。ほんで最近ミルクボーイの公式チャンネルが睡眠導入漫才動画をあげてんねん。これがおっさん二人が修学旅行の夜みたいなノリでしゃべってんねんけど、ずっと聞いてられんねんな。ミルクボーイってそういうもんやから。アレ?ほなもうちょっと何か言うてなかったかぁ?ンー」

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「国民的アニメで例えたらドラえもんやって言うねん。」

「ミルクボーイやないかい。駒場の胸ポケットには最前列の客からもらったものは何でも入んねんから。入れる専用やけどあれはもはや四次元ポケットやねん。内海の体型とか駒場の服の色とかも含めたらもうあのコンビは漫才界のドラえもんやから。ミルクボーイやそんなもんは。」

「分からへんねんでも。」

「何が分からへんのコレで。」

「俺もミルクボーイや思てんけどな。オカンが言うには、見た目がシュッとしてて主に若い女性に人気やって言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。ミルクボーイの見た目はね、色黒マッチョAV男優と色白ぽっちゃり汁男優のコンビなんやから若い女性に人気なわけがないねん。ほんでそういう目で見ると”ミルクボーイ”ってコンビ名が不思議と意味深な感じしてくんねん。若い女性がそんなコンビ好きや言うてたらひくやろ。本人たちも良さが分かるのは35歳からやって自覚あんねんから。ミルクボーイちゃうがな。ほなもうちょっと何か言うてなかったかぁ?ンー」

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「一部にヤバいファンがいる言うねん。」

「ミルクボーイやないかい。そもそも漫才中に差し入れするファンがいるのがヤバいし、立派な鮭とか屋形船とかテトラポッドとか差し入れの範疇を超えたデカいやつ渡すときあんねんから。ほんで、内海のホームページにメッセージ送るファンの中に、『金玉の塩加減』『アナル舐め舐め』『女性器丸見えチャンス』『アナルビーズ詰まった』っていうヤバいハンドルネームのやつがおんねん。ミルクボーイやそんなもんは。」

milkboy.crayonsite.net

「分からへんねんでも。」

「何が分からへんのコレで。」

「俺もミルクボーイやと思てんけどな。オカンが言うには、キャラ作りのために見た目にこだわっているって言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。別に二人ともキャラで筋肉と角刈りにしてるわけじゃないねん。駒場は単に鍛えているやつがたまたまお笑い芸人になったってだけで、筋肉見せてくださいとか振られても『いや、いいです』って断んねん。ほんで内海はこれからだんだん老けていくのがイヤで、先に老けておこうという思いから角刈りにしてるだけやねん。ちなみにやけどな、内海の通ってる散髪屋のご主人と駒場の通ってるジムの会長は親子やねんな。アレ?ほなもうちょっと何か言うてなかったかぁ?ンー」

「ツッコミの方が、野生爆弾くっきーが描くアジアン馬場園の似顔絵にそっくりって言うねん。」

「ミルクボーイやないかい。くっきーが描くその似顔絵は角刈りでぽっちゃりやし、内海自身も元々はかわいらしい顔してるからなんとなく似てんねん。もうミルクボーイに決まり!そんなん。」

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「分からへんねん。」

「分からへんことない。オカンの好きな芸人はミルクボーイ!」

「でもオカンが言うには、ミルクボーイではないて言うねん。」

「ほなミルクボーイちゃうやないかい。オカンがミルクボーイではないて言うんやから。ミルクボーイちゃうがな。先言えよ。俺がYoutubeの動画貼ってるときどう思てたん。」

「申し訳ないよだから。」

「とは言え、オカンなんやからせめて息子のコンビは好きであってほしいけどな。ホンマに分からへんがな。どうなってんねん。」

「でもオトンが言うにはな、」

「オトン?」

オリエンタルラジオちゃうか言うねん。」

「いや、オリラジはネットで検索しやすいやろ。もうええわ。ありがとうございましたー。」